アコークロー

2017年のクリスマスは、わたしたち家族にとって特別な気持ちで過ごすものになりました。
家族である柴犬うららが我が家からいなくなっちゃった。
いっぱいの思い出を残して…15年6ヶ月はかけがえのない月日でありました。





iPhoneに残っていた写真からの1枚。2014年。庭木にリードが絡んで身動き出来ずにきょとん。




今年4月に後脚が弱り始めてからは段々に老い…粗相したり徘徊したり鳴き叫んだり。
でもこんなにあっという間にお別れが来るとは思わなかったよ、うらら。

ここ2週間で完全に自力で立てなくなって食欲も落ちて。お医者さんでの点滴で一時元気にはなったけど…。
20日辺りからあれ…と気付き。
21日に再度先生に診てもらって点滴と注射。
22日は元気を取り戻し、ごはんも多くは無いけど口にして。表情も穏やかな様子。
…23日。喜んだのも束の間。朝から夜まで何も食べず。ずっと横になったまま、時折、もう立ち上がれないのに四肢をばたばたさせ。だけど、抱き上げても力無くくったり…。
24日土曜日。クリスマスイブ。
午前9時少し前に逝っちゃった。
早朝から気になって用事の合間にも様子を見ていたけどずっと寝たまんま。主人も起きてきて…(勤務が休みだったこがめはまだ眠っていました)
うらら、今日はなにか少しでも口にしてくれるかな…と、わたしはりんごをひと切れ手に、うららを抱き上げました。
薄く切ったりんごをうららの口元に持っていくと…
しゃくしゃくしゃく。
元気だった時のような勢い。「あ、パパ、食べたよ！」と思わず主人に声掛けて。
だけど口に含んでいるだけで、もう飲み込む力が無いのです…やがて犬歯の間から、ほろりとりんごの欠片が落ちました。
ああ、もしやお別れの時が…とわたしは直感的に感じ、涙声で「パパ…なんだか…」……。
そして、「うらら、うらら」の声掛けに、1度大きく三角耳を後ろへ動かし、前脚をぐーーんと、2度突っ張って…そのまま呼吸が止まりました。

その時をわたしたちが看取ってあげれたことが何よりよかった。
家族みんながいる日を選んで、今日だったら安心だね、と思って静かに安らかに旅立ったうららにたくさんありがとうを言いました。
うららはほんとうにお利口さんだね。







これまでうららを可愛がって下さってありがとうございました。(今年3月、まだ後脚もしっかりしていた頃)



…もう1度、一緒にお散歩したいなぁ。逢いたいなぁ…抱っこしたいな、うらら。