
2011年06月30日
再訪したいお店たち~最後の一軒~
もう一度足を運んでみたい魅力あるお店たち。
おしまいの一軒は、やはり沖縄そばの名店で〆ましょうか。
本のページをめくっても、サイトを駆使して調べてみても、実際に沖縄のあちこちを歩いてみても・・・・
言い古された表現だけど、星の数ほどのそば屋さんが存在してる。
日にちが限られた旅行者には、何杯も食べ尽くす余裕がなく、また土地にも不慣れで、此処!と狙ったお店にたどり着けずに断念したり。
那覇は識名の「てんtoてん」
場所が分かりずらいとは聞いてたけど、これはなかなか複雑な狭い道すがらにちんまりと。
以前から食べてみたかった此処のおそば
地図を眺めてても行ってみるのが難しそうで、また、那覇にいるのが、わたしたちの日程では旅の最終日であることが多く、飛行機の時間が気になって、お店を探してみることさえ躊躇していた・・・
でも、去年、やっぱり最終日でしたが、首里城を歩いて小腹が減りかけた主人が、あんまりあてにはならないけど、ナビを頼りにレンタカーで探してみよう、と。
今回の旅の終わりに、沖縄で食べる最後のご飯は、満足のいくものであって欲しいもの。
主人の土地勘を信じて車を走らせる。まだフライトまでの時間には余裕がありそう。
まず識名霊園を目指して、でもそこからがわかるかしらん・・・。
でも、那覇の裏道や狭い小路を車窓から眺めるのは興味深く、観光地でない、皆さんの日常風景が感じられる場所は旅人にとって魅力的。(狭いとこ、車が通って御免なさい、ここは徐行で進みました。)
おお、対向車がやってくるとこれは難しい・・・お互い道を譲り合って・・・対向の運転手のおじさんが譲ってくれたり、手を挙げて、こちらにお礼の気持ちを表してくれたりすると、なんか嬉しいぞ('∀`)
と、同時に あ、この後そばを食べ終えたら、✈・・・沖縄とさよならかぁ。。。センチメンタルな気持ちになってしまい・・・(=_=)
が、余りにも狭い坂を登ろうとするので正気にかえり、え、パパこんな道!(那覇は坂が多いですね。でもいたるとこから、街を見渡せて、心広がります♫)と声を挙げたが、正解でした。
一発で無事にたどり着き、ここは大いに主人を褒めてあげました(゚∀゚ )

写真で見たとおりの蔦にビッシリ覆われた、緑濃い佇まい。
真夏なのに涼しささえ感じる風情。
うわぁ~期待通りのお店だ。
向かいの青空駐車場、幸い一台分が空いてます。全部で3台程しか止めれないから、ホントにラッキーでした。
お店の扉までの数歩、先程ざぁーっと降った雨の露に濡れた緑の葉が、艶々と目に美しい。
ぎぃぃっ。。。
チョット重い木戸を開け、顔を店内に突っ込むと


コンクリ壁の無機質と、木の温もりが一体となった、静かな空間が。
フローリングの床上にテーブルと座布団が点在し、そば屋っぽくはないんだけど、なんていうかそばを食べるための空間、で合っているような。
お客さんは3組。BGMのない時の中で、そばを啜る音がアクセントになっています。
「いらっしゃいませ。」
店主の女性が声をかけてくださいます。
雑誌等に出られていて有名な方ですよね。優しい笑顔に、おそばへの期待も高まります。
木灰そば 630円
灰汁で手打ちしたそばは見ても分かる縮れ具合が特徴的。
自家製の麺はコシが強くて、歯ごたえが楽しい。
麺の縮れがうまい具合にかつおだしのスープと絡んで、あっという間に平らげてしまう食べやすさ。
嫌味のない味で、麺の歯ごたえは強いけど、全体的に優しいおそばです。
そばはこの一種だけど、食後にぶくぶく茶がいただけます。

ぶくぶく茶 525円
以前、首里の嘉例山房でいただきましたが、久しぶりだなぁ。
うふふふふ・・・鼻の頭にどうしても泡がついちゃうんだよな。
なかなかお茶にたどり着けず。。。そして器をくっと傾けると、割と急にお茶が口にやってきます。
器の底には小さなお赤飯のおにぎりが。かつては、旅立ちを祝うための門出のお茶、だったとか。
ぶくぶく茶の飲み方を、店主の真喜志さんがご説明下さり、そこから話が弾みましたよ。
一介の旅人一家にもご親切です( ^ω^)
我が娘を見て、女の子はいいわねぇ~、うちは男の子ばかりで・・・でも、小さい頃から琉球武術を学んで今ではかなりの腕なのよ~・・・・私が沖縄に来たころはね・・・沖縄のことを色々知ろうと勉強して・・・など ほんとに気さくにお話してくださりました。(初めてお会いしたというのに。)
この日はお店の外でお祭りの囃子が絶え間なく聞こえていました。
お囃子といっても、エキゾチックなリズムで、テンポの早い異国的な・・・。
真喜志さんに尋ねてみると、この識名地域の綱引き(確かそうおっしゃった、と記憶してます。)だとか。
沖縄はそれぞれの地元の伝統を今に伝え、子供もまた、小さい時から見ているので、伝統を当然のように次につないでゆく、素晴らしい処よ、と言われてましたね。
確かに、昔はともかく今の日本ではどれほどの地域で伝統が継がれていることでしょう。
良かったら、是非綱引きを見て行かれてね、と言ってくださったのですが、
残念ですが、これから地元へ帰るんです・・・と申し上げました(/ω\)
すると、真喜志さん、カウンターから何か取り出し、
あら、残念ね、じゃこれ飛行機の中で食べてね、とウコン入りあんだぎーの袋詰め(多分商品)を渡してくださいました。う~ん、感激!
旅の最後に素敵なお店に来ることができました、と伝え、お店を後に。
そんな事言われて、こっちが嬉しいわ!とかたを叩かれ、うぇ~ん、ますます沖縄を離れるのが辛くなった去年の8月末。
沖縄の素晴らしいお店の皆さん、御馳走様でした!
伺った全てのお店に触れることが出来ず、御免なさい。
そして
今年も美味しい沖縄の味を堪能しに、また沖縄の皆さんの笑顔に会いに
ご迷惑かも、ですがまたまたお邪魔致します。
どうぞ、宜しくお願いしますデス<(_ _)>
おしまいの一軒は、やはり沖縄そばの名店で〆ましょうか。
本のページをめくっても、サイトを駆使して調べてみても、実際に沖縄のあちこちを歩いてみても・・・・
言い古された表現だけど、星の数ほどのそば屋さんが存在してる。
日にちが限られた旅行者には、何杯も食べ尽くす余裕がなく、また土地にも不慣れで、此処!と狙ったお店にたどり着けずに断念したり。
那覇は識名の「てんtoてん」
場所が分かりずらいとは聞いてたけど、これはなかなか複雑な狭い道すがらにちんまりと。
以前から食べてみたかった此処のおそば

地図を眺めてても行ってみるのが難しそうで、また、那覇にいるのが、わたしたちの日程では旅の最終日であることが多く、飛行機の時間が気になって、お店を探してみることさえ躊躇していた・・・
でも、去年、やっぱり最終日でしたが、首里城を歩いて小腹が減りかけた主人が、あんまりあてにはならないけど、ナビを頼りにレンタカーで探してみよう、と。
今回の旅の終わりに、沖縄で食べる最後のご飯は、満足のいくものであって欲しいもの。
主人の土地勘を信じて車を走らせる。まだフライトまでの時間には余裕がありそう。
まず識名霊園を目指して、でもそこからがわかるかしらん・・・。
でも、那覇の裏道や狭い小路を車窓から眺めるのは興味深く、観光地でない、皆さんの日常風景が感じられる場所は旅人にとって魅力的。(狭いとこ、車が通って御免なさい、ここは徐行で進みました。)
おお、対向車がやってくるとこれは難しい・・・お互い道を譲り合って・・・対向の運転手のおじさんが譲ってくれたり、手を挙げて、こちらにお礼の気持ちを表してくれたりすると、なんか嬉しいぞ('∀`)
と、同時に あ、この後そばを食べ終えたら、✈・・・沖縄とさよならかぁ。。。センチメンタルな気持ちになってしまい・・・(=_=)
が、余りにも狭い坂を登ろうとするので正気にかえり、え、パパこんな道!(那覇は坂が多いですね。でもいたるとこから、街を見渡せて、心広がります♫)と声を挙げたが、正解でした。
一発で無事にたどり着き、ここは大いに主人を褒めてあげました(゚∀゚ )
写真で見たとおりの蔦にビッシリ覆われた、緑濃い佇まい。
真夏なのに涼しささえ感じる風情。
うわぁ~期待通りのお店だ。
向かいの青空駐車場、幸い一台分が空いてます。全部で3台程しか止めれないから、ホントにラッキーでした。
お店の扉までの数歩、先程ざぁーっと降った雨の露に濡れた緑の葉が、艶々と目に美しい。
ぎぃぃっ。。。
チョット重い木戸を開け、顔を店内に突っ込むと
コンクリ壁の無機質と、木の温もりが一体となった、静かな空間が。
フローリングの床上にテーブルと座布団が点在し、そば屋っぽくはないんだけど、なんていうかそばを食べるための空間、で合っているような。
お客さんは3組。BGMのない時の中で、そばを啜る音がアクセントになっています。
「いらっしゃいませ。」
店主の女性が声をかけてくださいます。
雑誌等に出られていて有名な方ですよね。優しい笑顔に、おそばへの期待も高まります。
灰汁で手打ちしたそばは見ても分かる縮れ具合が特徴的。
自家製の麺はコシが強くて、歯ごたえが楽しい。
麺の縮れがうまい具合にかつおだしのスープと絡んで、あっという間に平らげてしまう食べやすさ。
嫌味のない味で、麺の歯ごたえは強いけど、全体的に優しいおそばです。
そばはこの一種だけど、食後にぶくぶく茶がいただけます。
ぶくぶく茶 525円
以前、首里の嘉例山房でいただきましたが、久しぶりだなぁ。
うふふふふ・・・鼻の頭にどうしても泡がついちゃうんだよな。
なかなかお茶にたどり着けず。。。そして器をくっと傾けると、割と急にお茶が口にやってきます。
器の底には小さなお赤飯のおにぎりが。かつては、旅立ちを祝うための門出のお茶、だったとか。
ぶくぶく茶の飲み方を、店主の真喜志さんがご説明下さり、そこから話が弾みましたよ。
一介の旅人一家にもご親切です( ^ω^)
我が娘を見て、女の子はいいわねぇ~、うちは男の子ばかりで・・・でも、小さい頃から琉球武術を学んで今ではかなりの腕なのよ~・・・・私が沖縄に来たころはね・・・沖縄のことを色々知ろうと勉強して・・・など ほんとに気さくにお話してくださりました。(初めてお会いしたというのに。)
この日はお店の外でお祭りの囃子が絶え間なく聞こえていました。
お囃子といっても、エキゾチックなリズムで、テンポの早い異国的な・・・。
真喜志さんに尋ねてみると、この識名地域の綱引き(確かそうおっしゃった、と記憶してます。)だとか。
沖縄はそれぞれの地元の伝統を今に伝え、子供もまた、小さい時から見ているので、伝統を当然のように次につないでゆく、素晴らしい処よ、と言われてましたね。
確かに、昔はともかく今の日本ではどれほどの地域で伝統が継がれていることでしょう。
良かったら、是非綱引きを見て行かれてね、と言ってくださったのですが、
残念ですが、これから地元へ帰るんです・・・と申し上げました(/ω\)
すると、真喜志さん、カウンターから何か取り出し、
あら、残念ね、じゃこれ飛行機の中で食べてね、とウコン入りあんだぎーの袋詰め(多分商品)を渡してくださいました。う~ん、感激!
旅の最後に素敵なお店に来ることができました、と伝え、お店を後に。
そんな事言われて、こっちが嬉しいわ!とかたを叩かれ、うぇ~ん、ますます沖縄を離れるのが辛くなった去年の8月末。
沖縄の素晴らしいお店の皆さん、御馳走様でした!
伺った全てのお店に触れることが出来ず、御免なさい。
そして
今年も美味しい沖縄の味を堪能しに、また沖縄の皆さんの笑顔に会いに
ご迷惑かも、ですがまたまたお邪魔致します。
どうぞ、宜しくお願いしますデス<(_ _)>
Posted by せまるはこがめ at 12:48│Comments(8)
この記事へのコメント
よくたどり着けましたね。
地元民でも初めての人は悩むはずです。
上品なお味ですよね~。
あまがし(氷のない冷たいぜんざいみたいなもの)を食べたような記憶があるなぁ...
うんうん、そんだけ言われたらお店の人は嬉しいでしょう。
8月が楽しみですね♪
地元民でも初めての人は悩むはずです。
上品なお味ですよね~。
あまがし(氷のない冷たいぜんざいみたいなもの)を食べたような記憶があるなぁ...
うんうん、そんだけ言われたらお店の人は嬉しいでしょう。
8月が楽しみですね♪
Posted by B_islander at 2011年06月30日 21:18
こんばんは~☆
僕は「てんtoてん」には、
まだ行ったことがないです^^;
店内も落ち着いた雰囲気なので、
本島に来たときには、
行って見たいですね!(^^)!
沖縄が待ち遠しいですね☆
僕は「てんtoてん」には、
まだ行ったことがないです^^;
店内も落ち着いた雰囲気なので、
本島に来たときには、
行って見たいですね!(^^)!
沖縄が待ち遠しいですね☆
Posted by みるくざけ
at 2011年06月30日 21:47

みるくざけさんのブログから流れてきました。
テンtoテン行ってみたいお店ランキングの中に入ってますよ。
ちゅららにもぶくぶく茶がありますよ。
泡がかなり違いますが。
チャンスがある時の飲んでほしいです。
テンtoテン行ってみたいお店ランキングの中に入ってますよ。
ちゅららにもぶくぶく茶がありますよ。
泡がかなり違いますが。
チャンスがある時の飲んでほしいです。
Posted by セコム at 2011年06月30日 23:06
おはようございます。 いよいよ7月、夏に近づいてきましたね^^。 「てんtoてん」は有名ですよね。 旦那様、頼りになりますね~。 地元でもわかりづらいですよぉ。 ステキな思い出ですね☆ にく子
Posted by 福のにくはら
at 2011年07月01日 09:11

B islanderさん
地元のみなさんでも分かりにくい場所なんですね。やはり、首里の有名店である「首里そば」は旅行者でも地図を頼りにたどり着けるとこに有りますが。
でも、そのせいか、割と集中的にこんでませんか?営業時間が短かったっけ?
あまがし・・・未経験ですが、素朴そうな甘味ですね。優しい甘さなんだろな。
お店の方だけでなく、伺ったわたしたちも嬉しくなる一軒でしたよ。
地元のみなさんでも分かりにくい場所なんですね。やはり、首里の有名店である「首里そば」は旅行者でも地図を頼りにたどり着けるとこに有りますが。
でも、そのせいか、割と集中的にこんでませんか?営業時間が短かったっけ?
あまがし・・・未経験ですが、素朴そうな甘味ですね。優しい甘さなんだろな。
お店の方だけでなく、伺ったわたしたちも嬉しくなる一軒でしたよ。
Posted by せまるはこがめ at 2011年07月01日 21:01
みるくざけさん
はい、是非みるくさんにも食べていただきたいおそばですよ~('∀`)
八重山そばとはまた少し趣が違うかも。
お店の場所がチョット難しいですが・・・あ、思い出したんですが、主人は識名のバス停を目印に探してみたと言ってましたっけ。
バス停が見つかったら、左に入る、だったかな。
本島に御用事の際には行かれてみては?
お薦めします。
はい、是非みるくさんにも食べていただきたいおそばですよ~('∀`)
八重山そばとはまた少し趣が違うかも。
お店の場所がチョット難しいですが・・・あ、思い出したんですが、主人は識名のバス停を目印に探してみたと言ってましたっけ。
バス停が見つかったら、左に入る、だったかな。
本島に御用事の際には行かれてみては?
お薦めします。
Posted by せまるはこがめ at 2011年07月01日 21:37
セコムさん
コメントくださり有難うございますm(__)m
首里にこんな素敵なお店があったなんて、存じ上げなくてごめんなさいです。
お店のアイドル、セコムちゃん、アルソックちゃん(お名前が秀逸!)がまた可愛くって、一緒に戴けるぶくぶく茶は、また格別なんでしょうね。
みるくざけさんからも、御推薦のコメントを頂き、伺ってみたいなぁ・・・・
沖縄には、魅力的なお店が多くて、旅行者には時間が足りません~。
コメントくださり有難うございますm(__)m
首里にこんな素敵なお店があったなんて、存じ上げなくてごめんなさいです。
お店のアイドル、セコムちゃん、アルソックちゃん(お名前が秀逸!)がまた可愛くって、一緒に戴けるぶくぶく茶は、また格別なんでしょうね。
みるくざけさんからも、御推薦のコメントを頂き、伺ってみたいなぁ・・・・
沖縄には、魅力的なお店が多くて、旅行者には時間が足りません~。
Posted by せまるはこがめ at 2011年07月02日 10:58
にく子さん
「てんtОてん」は地元の方にも愛されているお店なんですね。にく子さんも行かれたことがあるのかな?
お店で頂くおそばも勿論美味しいのですが、県民の皆さんにとっては、それぞれのおうちのそばの味、というのも特別なんでしょうね。
主に旅行先では、運転手として頼りになる主人ですが、普段は大きい子供がもう一人いるような子供っぽいパパです・・・(;´∀`)
「てんtОてん」は地元の方にも愛されているお店なんですね。にく子さんも行かれたことがあるのかな?
お店で頂くおそばも勿論美味しいのですが、県民の皆さんにとっては、それぞれのおうちのそばの味、というのも特別なんでしょうね。
主に旅行先では、運転手として頼りになる主人ですが、普段は大きい子供がもう一人いるような子供っぽいパパです・・・(;´∀`)
Posted by せまるはこがめ at 2011年07月02日 11:08